名刺をつくる際のポイント

名刺はビジネスにおいて必要不可欠なアイテムの1つです。名刺はただつくるのではなく、自分及び企業をしっかりとアピールできるように工夫しなければなりません。この工夫の仕方によって、第一印象は大きく異なります。

上手く名刺をつくれれば、今後の仕事がスムーズに進む場合もあるのです。では、どういった点に注意していかなければならないのでしょうか。

文字フォントの使い方

名刺を渡された際に、まず見られるのが企業や個人名です。その際に文字のフォントが全く揃っていなかったらどのように思われるでしょう。見難い名刺という感想を抱かれるのは間違いありません。違った種類の文字フォントを利用するのは、せいぜい2つまでです。

それ以上異なる文字フォントを使うと一貫性が無くなってしまいます。文字フォントによって適切な文字の大きさも変わります。上手くバランスを整えていくようにしましょう。また、どのような文字フォントを使うかも気を配らなければなりません。

種類によっては、文字があまり判別できない場合もあります。ビジネスには相応しくない文字フォントもあるので取捨選択を徹底するといいでしょう。一般的に使われているのは、明朝体やゴシック体です。これらの文字フォントは文書を作成するときにも頻繁に使われています。

加えて、楷書体も名刺に採用されやすいフォントといえます。これは、漢字を用いる際に格好良く映る字体です。それぞれの文字フォントの形状を見て、企業や個人名に合ったものを選んでいきましょう。

色合いを工夫する

名刺で意外と重要なのが色合いです。色は人々の感情にも大きく左右すると考えられています。例えば、赤色は熱い気持ちにさせると言われます。この原則に従えば、今後どんどん発展する予定のベンチャー企業は赤色を採用する方法もいいかもしれません。

反対に青色は冷静さを表していると考える方が多いです。何百年にもわたって代々受け継がれている企業であれば、落ち着きをイメージした青色を使うのも1つの方法といえます。それだけではなく、企業のイメージカラーに合わせるという手法もあります。

例を挙げれば、企業名に色の名前が入っている場合です。黄色の名前が入っているのにも関わらず、青色をメインにした名刺を作成するのは違和感を抱くでしょう。世間が持つ企業の印象と統一させていくことは名刺作成における基本です。

個人で活動されている方であれば、自分のイメージに合った色を基本的には用います。好きな色を公言している際には、その色を名刺に生かすのも悪くありません。稀に白黒の名刺もありますが、特別な事情が無い場合は殺風景に見えてしまうのでなるべく避けた方がいいです。

名刺に書く情報を整理する

名刺は自分や企業の存在をアピールする道具として使われます。とはいえ、名刺に好き勝手文字を書けばいいというわけではないです。名刺に書く情報は、簡潔にまとめるよう気を付けましょう。あまりにもいろいろな情報を書いていると、何をアピールしたいのかが分からなくなってしまいます。

名刺へ記す内容で忘れてはいけないのが、企業や個人の連絡先です。名刺はいつでも連絡できることも目的の1つであるため、必ず電話番号及びメールアドレスを入れるようにしましょう。電話やメールアドレスを扱っていない場合は、連絡を取れる情報を掲載するようにします。

他に記さなければいけない情報は自身の役職です。自分自身が会社においてどのような立場なのかを必ず記載しましょう。取引をする上で、相手にとっても必要な情報となります。役職が分かれば、トラブルが生じた際の対処方法を編み出しやすいからです。

個人で活動している方であれば、自身の活動内容を一言でまとめるといいかもしれません。シンガーソングライターとして活動しているとしたら、名前の前に「歌手」と一言添えておきましょう。空いている余白は、会社のロゴを入れるという使い方もあります。

記載内容やロゴの配置に気を遣う

名刺に記載する内容を整理したら、次に配置も整えていかなければなりません。名刺はそこまでサイズも大きくないですが、しっかりと文字列や余白を揃えると見栄えの良さが全く異なります。そのためには、名刺で伝えたい情報を順番に書いていくのが一般的です。

まず、名刺は自己紹介なので企業と名前を目立ちやすいところに書きます。連絡先も重要な内容の1つではありますが、一番下に掲載するのが望ましいです。このように相手の目線に立って名刺をつくるのが求められます。一方で、会社のロゴや自分の顔写真といった情報は、最も目立たないところに配置する方法が多いです。

こういった情報は文字とは違い、どこに配置されていても基本的には目立ちやすいといった特徴があります。その情報をわざわざ中心部分に掲載すると、バランスの悪い名刺が完成してしまいます。文字やロゴの見え方における特徴を確実に押さえておきましょう。

記載する文字やロゴの位置を整理すれば、自ずと余白も整理されるようになります。余白とのバランスも考慮しながら、見栄えの良いデザインを心がけるのが大事です。

名刺の形や素材も工夫できる

名刺というと長方形型のデザインを真っ先に思い浮かべるかもしれません。しかし、名刺のデザインもどんどん増えていき、楕円形のものも使用されることがあります。素材も紙だけではなく、プラスチック素材が使われる場合も多いです。

このように、名刺自体の形及び素材を工夫するのも名刺つくりのポイントといえます。通常のものと形や素材が違う名刺は、渡した瞬間に大きなインパクトを与えます。この名刺を話題にして、円滑なコミュニケーションが生まれる可能性もあるでしょう。

ただし、名刺の形や素材を大きく変えるときには、相手の持ちやすさに配慮するのが必要不可欠です。相手が持ち難い名刺をつくってしまったら、渡す際に迷惑をかけてしまいます。細かい気配りに注意していきながら、可能であれば名刺の形や素材に目を向けていきましょう。

名刺つくりのポイントのまとめ

名刺つくりのポイントをいろいろと挙げましたが、共通していえることは相手に対して気を遣ったデザインを意識することです。

目立ちたい一心で、相手のことを考えずに自己中心的な名刺をつくってしまったら、失礼にあたるだけではなく評価も下がってしまいます。ある程度の節度を保ちつつ、工夫した名刺づくりを心がけていきましょう。

参照|名刺 作成